一般的なホームページでは、伝える内容を記述したファイルをウェブサーバーに配置して公開します。当然、情報の管理もファイル単位で行うことになりますが、こうしたファイルを直接扱うスタイルの管理手法では、次のような苦労がつきまといます。
(1)ファイルの編集と更新が面倒
まず、ファイルそのものを扱うための手間がかかります。1つのページを更新するだけで、最低でも次のような作業が必要になります。
- 編集ソフトでファイルに変更を加える
- ブラウザで表示確認
- 意図した結果と違えば直るまで修正
(これがなかなか大変…) - 完成したファイルをサーバに転送
- 再度ブラウザで表示確認
相応のスキルがある人でなければ対応できない面倒な作業です。
(2)複数箇所に分散した同一情報のメンテナンスが大変
見栄えやアクセシビリティを意識したページデザインでは、同一の情報を複数の場所やファイルに繰り返し掲載するケースが多くあります。典型的な例としてメニューの項目が挙げられます。
内容に変更はなくても、メニュー項目を追加するためだけに他のファイルもすべて開いて編集しなければなりません。もし、こうした対応をきちんと行わないまま、部分的な変更をツギハギ的に加え続けていけば、徐々にサイト全体の見栄えや内容の整合性が取れなくなっていく恐れがあります。
(3)ホームページ担当者しか情報の追加や更新ができない
企業のホームページは、会社全体の情報発信手段であり、社内のさまざまな情報を集約して掲載する場となります。上述のような苦労を伴うファイルベースのホームページ管理では、それに対処できる担当者の力を借りなければ情報の追加・更新ができません。仮に担当者が1人だけの場合は、その人に負荷が集中することになります。
発信する情報を持っている人間なり、部門なりが直接ホームページに情報を掲載できれば理想的ですが、ファイルベースの管理手法では事実上それは不可能に近いと言えます。
ホームページ管理の苦労が続くと…
こうした条件の下では、ホームページの担当者自身がその活用に消極的になったとしても不思議ではありません。
- 「告知した方が良い情報があるけれど、大変だからまあいいか…」
- 「基本的に、極力なんとか、更新せずに済ませる方向で…」
こうなってしまっては、せっかく苦労して立ち上げたホームページも、錆び朽ちていく古い看板のようにネット上で放置されたままになってしまうかもしれません。
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